社会人人生において、一度や二度くらい転職しようと思った方はいると思います。

そんな中でこれから転職を始めよう!と思う方におすすめな本として、私も愛用していた小林毅さんの転職大全についてご紹介していきます。

ざっくりこんな本

これから転職活動を始める方が、実際に進めるにあたっての心構えや考え方、活動ではどのような軸が必要になるのかを対話形式で書かれています。

特に転職エージェント側に立った視点で説明してくれるので、面接官がどんな心境でこちらに接しているかについても知ることができます。
冒頭に書きました通り、対話形式でテンポよく読み進めることができるのでサクッと読めるのもおススメできるポイントです(本自体は分厚いですが、文量はそこまで多くなくすぐ読めました)。

おススメポイント

  • 対話形式で読みやすい
  • 天職マーケットの実態が分かる
  • 職務経歴書のベースの作り方が分かる
  • 実際の面接現場で何が起こるのか理解できる

対話形式で読みやすい

いつでもどこでもサクッと読めるというのは、時間が限られている社会人にとって重要なポイントの一つだと思います。
加えて終始対話形式のため、頭にスッと入ってくるのが個人的にはおススメです。

初めて転職をする方がモデルとして登場してきますが、実際に私達が思っていることや疑問に思っていることを書内では質問をしてくれるため、等身大に近く親しみやすいです。
実際にそうそうここが知りたかった!と思うことが何回かありました(経験談)。

転職マーケットの実態が分かる

これが結構重要で、実際に転職マーケットはどのような実態なのかを理解することができます。
相手を知ってるのと知らないのでは雲泥の差になります。
そのため、転職活動においてのマーケットを知れることから始めるというのは納得できます。実際に今の自分の立ち位置がどこにあって、これからどうする必要があるのか?という点については詳細に書かれています。

職務経歴書のベースの作り方が分かる

巷に職務経歴書について書かれている本はたくさんありますが、この本ではそういった文言や言い回しについては詳しくは書かれていません。
むしろそのスタート地点として、どういったことを掘り下げていけば良いのか?
また、どんなストーリーを軸に職務経歴書に落とし込んで良いのかを分かりやすく説明してくれます。

なので職務経歴書に何を書いて良いのか分からないという人にとっては、この部分は大事になってくると思います。私自身もこの本を読んで過去のやってきたことの棚卸から始まって、転職で大切にしたい部分の掘り起こしのキッカケを掴むことができたので、読んで良かったと思っています。

実際の面接現場で何が起こるのか理解できる

そして面接編。
ここでは面接官の立場での求人者の見え方を教えてくれます。受け答え方や質問の回答について書かれている訳ではなく、考え方について書かれています。
相手がどう考えているか理解することができ、それを軸に面接という現場での戦い方を理解することに繋がります。

まとめ

転職での面接や職務経歴書のサンプルが大量に書かれている本ではなく、その根底にある考え方について細かく書かれているのがこの本になります。

なので、転職について考えている、これから転職を始めるといった方が読むのにはちょうど良いと思います。この本で読んだことをベースに、質問対策や職務経歴書の書き方…といった本にいくのは全然ありかと思いますが、個人的にはこれ1冊とエージェントを利用されている方は添削をお願いする といった併用で十分かなと思います。


私はこれとは別にもう一冊、『成功する転職面接 著:末永雄大』を購入して乗り切りました。

もしこの記事を読んで、転職を考えている方やちょっと行き詰ってしまった方がいましたら、ぜひ一度お手に取って読んでみてください。


おわり